うつになる前にチェックしよう|心を解放する秘訣

男の人

真の自分を取り戻すために

婦人

心の病は体にも影響する

ストレス社会と言われるように、この現代には心を病んでしまうような出来事が多々あり、人はそれらに負けずに生きて行くことを強いられます。しかし、こうした精神的なダメージを受けて立ち直ることが難しい人も年々増加していて、現在ではかなりの数の人がうつなどの症状に悩まされているのが現状です。今、このうつという病は現代社会に生きている人すべてに容赦なく襲いかかってくる、もっとも身近な病であるとも言えます。一言で心の病とは言いますが、うつは人が日常で感じる一時的な感情の変化ではなく、それが永続的に続く状態です。それはけっして言葉では表現できないような辛い気分がいつでも心を支配してしまい、それが原因で仕事や学業に支障をきたす状態と言えます。よく心の病は気力で治す、という強引な考え方をする人もいますが、すべての人がそれほど強い心を持っているわけではなく、気力だけで解決できるものではありません。うつという病は一概に心の病気というだけではなく、これまでの研究ではさまざまな身体の症状からきていることも報告されています。ですから、この病を治すためには自分自身の努力はもちろんのことですが、やはり専門の治療が必要になってきます。そして、適切な専門医にかかり、そこでベストな治療を行うためにも、まずはうつのチェックというものが重要になるのです。そのチェックの考え方ですが、これには実にさまざまなものがあり、それらすべてに当てはまらなくても、いくつかの項目に心当たりがあれば専門医に相談してみることも大切でしょう。まず心の症状の主なチェック方法は、何をやっていても楽しくない、興味がわかないなどそういった意欲の低下があげられます。そして、ときには何か悪いことばかりが頭をよぎったり、意味もなくイライラした感情が沸き上がってきたり、そういう症状が現れます。この病の身体に影響する症状というのは、睡眠障害を始め疲労感、倦怠感、食欲減退、動悸、息苦しさなどがあります。そして、特徴的なのはいつも口が渇くなどの症状が出ることです。それから、頭痛や肩こり、腰痛などの症状がこの病にともなうことがあるとも考えられています。頭痛や肩こり、腰痛などの症状は日常で多くの人が感じるものです。しかし、こうした症状も起因する場合があるということを把握しておきましょう。ただし、こうした身体の症状があてはまるから、うつ病だと決めつけるわけにはいかず、これはあくまでも病のサインだということを知っておきましょう。この病は自分の心や体にさまざまな症状があらわれますが、自分自身でそうだと判断することはとても難しいのです。こうした心や体に起こるさまざまな症状を一つ一つチェックして、専門の医師に伝えることが、治療を受ける前には重要になります。以上のようなチェック項目を考えてみて、もしかしてと思うような節があれば専門の医療機関に相談することが望ましいです。こうした病を診てもらうのは、主に精神科や精神神経科の看板を掲げている医療機関で対応していますから、そういうところを探すといいでしょう。ただ最近はメンタルヘルス科やメンタルクリニックなどの表記で治療を行っている医療機関もあります。もしもそういう医療機関が自分で見つけることができない場合は、かかりつけの医師に紹介してもらうという方法もあります。